文字のそろえ
揃っていれば良い、という問題。
(2009年6月26日(金))「デザインとは、絵や写真を見栄え良くそろえる事である」と、身も蓋もないことはあまり言いたくないが、60%くらい本当のことだと思う。媒体によってはそれがすべて、と言えなくもない。
よく使う書体に「モリサワ新ゴ」というゴシック系の書体がある。これを使用して写真のように「TEL」と「FAX」を縦に並べると、それぞれの文字間隔が違うため、数字の始まる位置がずれてしまうのだ。これは作っている側ではうっかり見落としがちな部分で、よくお客様にご指摘をうける。解決方法はいくつかあるが、僕の場合、「TEL」のTとEの後の隙間を調節することで、FAXの文字と幅を統一させることにしている。「使用後」(何を?/笑)ではぴったり合っているのがお分かりいただけるだろう。
細かな部分ではあるが、こういった地味な「そろえ」が完成度を上げていくプロセスなのだ。